初めに私の体験談からお話します。うつ病、その症状と治療法とは。。。うつ病でお悩みの方へ、私の体験談が少しでもお役に立ちますように。

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私の、うつ体験談

このブログを始めるに当たり、最初に私の体験談からお話ししたいと思います。

私自身、うつとは、かれこれ15年ほどの付き合いになります。
最初の5年は、本当にしんどかった。。。
2回ほど自殺しかけましたが、結局死ぬこともできず。
さらに自己嫌悪に。

きっかけ

最初は「慢性疲労症候群」と診断されました。

お盆の帰省中で、Uターンラッシュの中、蒸し暑いホームで電車を待っているときに突然訪れました。

いわゆる貧血を起こしたみたいな症状で、たぶん、脱水もあったと思うのですが、記憶は定かではありません。

めまいが起きた後、過呼吸になり、パニック障害の感覚を初めて味わいました。

もちろん、その当時は、パニック障害という言葉すら知らず、過呼吸で死ぬことはない、という常識さえも持っていませんでしたので、酷い恐怖体験となってしまいました。

ここで補足ですが、当時、私は、システムエンジニアとして、毎月100時間を超える残業は普通で、毎晩、ほぼ日付が変わるまで仕事していました。

その時はまだ若く、学生時代に運動部で鍛えてた体力的な自信もあり、ほとんど病気もしたことがなく、こんなことになるとは全く思っていなかったのです。

最初の診断

最初の診断は軽い慢性疲労症候群といわれ、1年も休職して体調を整えれば社会復帰できるよ、と言われていました。

私は、1年も休むの? それが軽いの? という不思議な感情でした。

しかし、経験者ならお分かりと思いますが、周りから見てるのとは大違いで、そんな生易しいものではありません。

有給休暇をフルに使い、1か月の休養ののち(収入がなくなると生活できないので)、通院しながら、残業を減らすという条件で復職しました。

今考えると、それが良くなかったのかもしれません。

なぜなら、通勤ラッシュのバスに乗ると、倒れた時の電車を思い出し、パニックが起きるようになってしまったのです。

最初は、慣れてしまえば大丈夫、と言い聞かせながら、バスに乗るのですが、発作がおき、途中下車し、道端で休んでから、タクシーで仕事に行く、という毎日が続くようになりました。

この時にセルフチェックの方法や、病状について、もう少し知識があったら、と思います。

結局、5年目に入院することに。

1年休養すれば治るよ、と言われてから、結局5年。そんな生活が続きました。

そうなってくると、会社にも迷惑をかけ、人付き合いも難しくなり、親しかった人達とも、だんだん距離をおくようになっていきました。

ついに、耐えきれず、ドクターに勧められていた、入院しての薬物療法と心理療法、いわゆるカウンセリングですね、を受けることに。

その時には、家族に迷惑をかけました。

なぜなら周りから見たら精神病院に家族が入院する、という事だけがピックアップされ、私自身だけでなく、家族も憐みとか、冷たい目でみられてしまったのです。

入院された経験のある方はお分かりだと思いますが、精神科といっても、うつと分裂症は違うし、うつの中でも症状が多岐にわたりますので、みんなが鉄格子のついた部屋や、ベッドに拘束されるとかいうようなことは無いのですが、その当時、世間の目は、そんな感じで見らていたような記憶があります。

結局、経済的な理由で1か月半ほどで入院生活は終わったのですが、その時、一緒にいた患者仲間で社会復帰してる人を何人も知っています。
また逆に、未だに私のように苦しんでいる人も知っています。

症状は人それぞれ様々

自律神経に影響がでるので、ほとんどの人は共通して自律神経失調症のような症状はでると思いますが、そのほかにパニック障害であったり、適応障害であったり、当人にしか分からない苦しみがたくさんあります。

本人と同じように、周りの近しい人たちも苦しんでいると思います。
どう対処していいのか、どう向き合っていけばいいのか。
そういった、周りの方々も含めて、私の体験が一人でも多くの人の助けになればと思い、このブログを書いています。

先ほど書いたように、病気になったきっかけといいますか、病状が出始めたのは、15年前の夏休み、帰省からもどってくる途中の発作が最初でした。
めまい、過呼吸、手足のしびれ、など。

その時は、熱中症になってしまったか、と簡単に考えていました。
しかし、病院に行ったのはすぐではなく、その1週間後、仕事中に発作が起きることがあって初めて病院にいったのです。

実は、その時の上司の中にも、私が入院したころ、不眠に悩まされ続け、自暴自棄になり、うつだったかどうかは不明ですが、ついには自殺してしまった方がいらっしゃいました。

当時は、みんな、当たり前のように月100時間以上の残業をしていましたから、誰が病気になってもおかしくない状況だったのは確かです。

私は休職中で事情を全く知りませんでしたが、知っていれば、患者同士、話ができて最悪の結果にはならなかったのではないだろうか、と、今でも悔やまれてなりません。

発病してから15年

15年経った今も私は数種類の薬の服用を続けています。
が、まだ生きています。

最近になってようやく、病気と真正面から向き合う事ができるようになってきたのです。
そのような経緯で少しでも役に立ちたくて記事を書きはじめました。。。。
途中、新聞社のインタビューにもこたえ、記事にしてもらったこともありました。

少しずつですが、いろんな症状についてや、薬について、周りの接し方などなど、残して、一人でも元気になってもらいたい、というのが私の願いです。

本当にうつ病か?

実は、他にもたくさんのドクターや患者さんが書いている記事にありますように、うつ病と判断するのは、非常に難しいようです。

似たような症状の自律神経系のトラブルは何種類もあり、その判断は明確には区別できていないからだと思います。

うつ病とは、日常的なストレスからくる不安、憂鬱な気分が長く続き、回復せずに日常生活に支障をきたす病気のことを広く言っています。
不眠などの症状が2週間以上続いたら要注意です。

ストレス社会の今では、100万人が罹る病気で、誰でもいつ罹ってもおかしくない病気なんです。
みんながうつ病について知り、うつ病の人に理解を示さなければならないと思います。

間違われやすい躁うつ病(双極性障害)

うつ病と間違われやすい症状に、躁うつ病があります。

一生のうちにうつ病を経験する人は、日本では100人に5人前後、欧米では100人に10人前後と言われ、マスコミなどでもよく取り上げられ、近年よく知られる病気となってきました。

これに対し、一生のうちに双極性障害を経験する人は、100人に1人程度とされています。
最近のアメリカでの調査によると、100人に2人~4人と、こちらも決して稀な病気ではありません。

双極性障害の発症は主に20代前半に多いとされ、うつ病の発症年齢より若いとされています。
また、うつ病の発症は女性が男性の2倍であるのに対し、双極性障害では男女差はほとんど見られません。

うつ病は「うつ」の症状だけが起こる病気ですが、双極性障害は「躁」と「うつ」の症状を繰り返す病気です。
しかし、うつ病も双極性障害も「うつ」の症状はほぼ同じであるため、見分けがつきにくく、診断が難しい病気です。

うつ病は、「心の風邪」と言ってる人もいますが、私はそんな簡単に言ってもらいたくはありません。(もちろん、そう思うことで患者さんの負担が軽減されるのであれば、反対ではありません)
ただし、躁鬱でも鬱でも、患者さんはみなさん、本当に苦しんでいます。

うつ病とうつ状態の違い

うつ病とうつ状態は違います。

日常生活
うつ病:良いことがあっても気が晴れない
うつ状態:良いことがあると少し気が晴れる

仕事・趣味
うつ病:全くやりたがらない
うつ状態:やっていた方が気が紛れる

対人関係
うつ病:人に接するのを嫌がる
うつ状態:人に頼りたがる

考え方・気分
うつ病:妄想的になる
うつ状態:妄想的にならない

★最近話題になる新型うつ病は、職場では気分が塞ぎやる気が出ないが、プライベートでは元気になるなどうつ病の症状よりもうつ状態が当てはまるため、「怠けている」「サボっている」「甘えている」と見られてしまうこともあります。

うつ病の治療法とは

うつ病はかなり前から知られていた疾患ですが、原因をつきとめられていないこともあり、確実性や即効性のある方法はなかなか確立されませんでした。 それでもこれまでに多数の治療方法が開発されており、最新治療法も登場しています。

長期的な休養をとる方法

うつ病の治療で必ずと言っていいほどすすめられることは「しっかりと休養をとること」でしょう。

「責任感の強い人ほど、うつ病になりやすい」とよくいわれています。
そのようなタイプの人は、仕事や家事等から思い切って当分の間離れないと、うつ病は良くなりません。

そのため長期の休職に踏み切ったり、入院するなどして日常の雑務から完全に解放されることで生活リズムの根本的な見直しをはかり、うつ病を快方に向かわせる方法です。

生活リズムの乱れは、そのまま自律神経の乱れにつながります。

ですから、休養したつもりでも、私のように、再び仕事や家事のある日常に戻ったら、ぶり返してしまう恐れも少なくありません。

投薬による方法(薬物療法)

うつ病専門の薬の投与は、うつ病治療の代表的な方法です。
ほとんどの場合、数種類の薬を同時に服用し、その期間も長期にわたります。私の場合もそうですね。もう15年間です。

最初のうちは、いろんな種類の薬を試して、どれが自分に合うのか、確認していく作業となります。

私の場合は十数種類の薬を試しました。薬の種類と効能については、”薬について”のカテゴリにまとめてありますので、ご覧ください。

おおまかには、次の3つのパターンに分けられると思います。(最近でも新薬がどんどん開発されているそうですので、当たり前ですが、ドクターとちゃんと相談してください。都度、正直に症状の変化を話し合いましょう)

1. 抗うつ薬

うつ病専用の薬の中核をなすもので、脳の中にある物質の作用を強化する役割を果たします。

抑うつ気分や不安感・焦燥感を解消させる働きを持つほか、意欲や物事に対しての好奇心を喚起する働きを持ちます。

2. 抗不安薬

名前にあるように、不安を静める作用を持つ薬です。

特に不安感・焦燥感が強い場合に処方されます。

3. 睡眠薬

睡眠障害は多くの病気のもとになります。

寝付けない時、睡眠が浅い時、すぐに目が覚めてしまう時など、それぞれに対応した睡眠薬があります。
ただし、睡眠時無呼吸などの違った病気が原因の場合もありますので、家族に人に協力をお願いできる場合は、確認してもらいましょう。

ドクターにお願いすれば、検査キットを手配してくれて、一晩、睡眠状態を測定することで、大まかな傾向はわかります。

私も一度だけ、無呼吸症ではないか、確認を行いましたが、違っていました。

副作用について

薬物療法でも効果が出るまで時間がかかるほか、医師の指示があるまで服用を続ける必要があるといったデメリットがあります。

また、平衡感覚の欠如や脱力感といった副作用が出ることも少なくありません。

副作用に関しても、”薬について”のカテゴリにまとめています。

精神療法・心理療法

いわゆるカウンセリングがメインとなる治療法で、経験を積んだカウンセラーの指導のもとで、うつ病をゆっくりと克服していく方法です。
現在のうつ病については、「認知行動療法」が有名で、英米のようなうつ病治療の先進国においては、投薬治療と同等に認知されています。

認知行動療法では、マイナス思考に支配された患者の考え方を徐々に異なる方向に変えていきます。
自分の考え方を自分の力で変えていくことになるため、成功した場合はうつ病になりにくい性格に変わることも可能です。

自分で自分の性格を変えていくことになるため、まったく変わろうとする意欲がない場合や、ただ指示に従っているだけの、受け身の態度が目立つ場合は、効果が出ない可能性も高まります。

また、医療機関ではない場所で受けると健康保険が適用されません。

以上が、私が実際に経験してきた治療法です。

医療の世界は日進月歩ですので、すでにもっと効果的な方法もあるかもしれません。

とにかく、一人で抱え込んでしまわずに、できるだけ早く、心療内科のある病院にいかれてくだい。(精神科でも構いませんが、言葉の響きに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますので、まずは、心療内科をお勧めいたします。)

補足

病院選びについて

2008年 厚生労働省調査によりますと、心療内科・精神科の医療施設が全国で約9,404あります。

「病院がたくさんあるので、そのなかでどこが自分に合っているのか分からない」「通院中だけど、治療が本当に合っているのか分からない」と疑問や不安を抱く方が世の中に多いです。
特に、以下のようなクリニックは再検討した方がいいかもしれません。

薬の説明をせずに処方し、必ず飲むように指示する

「大うつ病性障害」または「双極性障害うつ病エピソード」という病気は、薬による治療が一般的である一方、いくつかの問題点が指摘されています。

効果が出るまでに長い時間がかかることが多く、精神的、身体的副作用も多く、治療効果がはっきりしない場合にはいくつもの薬を同時に飲まなければならないなど、患者の負担が問題視されるケースも少なくありません。

同じ効果の薬を大量に処方する

たとえば、抗不安剤(デパス、メイラックス)、SSRI(パキシル)、睡眠薬(ハルシオン、アモバン)など、同じ作用をもたらす薬を処方され、日中ずっと眠気やふらつきに襲われ、生活ができなくなるケースもあります。

次の予約が数ヶ月後

次の予約までもしも何かあったとき取り合ってもらない可能性が高いです。
また治療途中で症状が変わったときに相談にのってもらえないおそれもあります。

話をろくに聞かずに一方的に診断する

これは私も経験しました。一応、これまでの経緯は聞いてもらえたのですが、その後は、症状の変化とかもあまり聞いてもらえず、ただ薬を変えましょうとか、もう少し飲み続けてください、といわれるだけでした。

話を聞かない医師と信頼関係を築くのは困難であり、それは治療にも大きな影響をもたらします。
また、今の状況やこれまでの経緯を聞いてもらえないため、誤診のおそれもあります。

周囲の方のうつの方への接し方

日本では、およそ10〜15人に1人、一生のうちに一度はうつ病を経験すると考えられています。
「誰がいつなってもおかしくない」ほど、身近な病気です。

うつ病になりやすい人は真面目で責任感が強く、人あたりがよく、ストレスを溜め込むタイプが多く、「家族や職場に迷惑をかけたくない」という思いから、誰にも相談できず重症化してから病院に行くケースがあります。

うつ病は治る病気ですので、早めの対応をするほど回復が早まります。
そのため、身近にいるご家族の方が「日常生活における変化」を気づくことがとても大切です。

最後に予防方法について

うつ病は、遺伝的要因、毎日のライフスタイルの外的、内的要因などで発症する疾患です。

基本的には自律神経が乱れなければ、大事にはいたりません。

うつ病にならないようにするには、ライフスタイルを根本から見直して、「ストレスを抱え込まない」そして「バランスの取れた」ライフスタイルに近づいていくことが大切でしょう。

これは、ほかの多くの病気の予防にもつながります。

「自分はそんな極端な性格じゃないから…」という方も多いですが、うつ病はささいなことが積み重なって起こる疾患でもあります。

仕事や家事、学業等で、求められた期待にうまくこたえられなくて引け目を感じることや、思い描いた結果に届かずに屈辱を味わうこと、そうしたことが続くだけでもうつ病になりやすくなります。

精神的な負担が大きいと、体力も落ちて過労や睡眠不足にも耐えられなくなるため、責任感の強い方ほどうつ病にかかりやすくなります。

普段から、自分のものの考え方を客観的に分析して、柔軟性のないパターンに陥っていないか見直すことが大切です。

周囲に相談できる人がいるということも大切ですね。

食生活のバランスも大事

うつ病の原因まだ研究段階にありますが、脳内の神経伝達物質「セロトニン」の欠乏が原因につながっているという考え方が有力です。

セロトニン欠乏を避けるためには?  セロトニンは、「トリプトファン」という成分から生成されます。

トリプトファンが多い食品を普段から摂取することが大切です。

肉類や牛乳であれば、定期的に摂取することはそんなに難しいことではないでしょう。
肉類の摂取はネガティブに見られがちですが、バランスを保って摂取すれば気にすることはありません。

肉の食べすぎは、コレステロールの増加やメタボにつながるというイメージがありますがコレステロールも多すぎなければ問題はありません。

むしろ、コレステロールの不足も健康を害します。
コレステロールはセロトニンの伝達を助ける役割も果たしており、他の食品と一緒にほどよい摂取を続ければ、うつ病の予防につながります。

毎日日光を浴びることも大事

光を浴びない生活を続けることがうつ病の主因になるとはいえませんが、現代人は室内にこもって日に当たらない生活パターンを持つ人が多く、その習慣が抑うつ状態を進めてしまう可能性は考えられます。

うつ病の治療法として「運動療法」が研究されていますが、まだ学会で広い支持を集めるには至っていない状態です。

しかしうつ病患者の中には、あまり運動をしない人や日光を浴びる機会がない人は多く、適度な運動によって改善されるケースがあることは事実です。個々のライフスタイルとよく照らし合わせて検討することが大切です。

日中にあまり外出できない事情がある場合は、せめて窓を開放して光を取り入れる工夫をするとよいでしょう。

まとめ

まずは、私の体験談から、うつ病を理解してもらうための大まかな説明を書きました。

それぞれの項目についてカテゴリを分けて書いていきますので、必要な情報を見ていただければ幸いです。

苦しんでいるのは、あなただけではありません。

私は、カウンセリングの資格を持っているわけではありませんし、ドクターでもありませんので、直接的な患者さんの力になることはできないかもしれませんが、少しでも苦しんでいる人の助けになればと思っています。

 

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私自身、うつとは、かれこれ15年ほどの付き合いになります。 最初の5年は、本当にしんどかった。。。 私は、某メーカー系のシステムエンジニアとして、毎月100時間を超える残業は普通で、毎晩、ほぼ日付が変わるまで仕事していました。 その時は突然訪れました。 めまいが起きた後、過呼吸になり、パニック障害の感覚を初めて味わいました。 最初は慢性疲労と診断されました。 2回ほど自殺しかけましたが、結局死ぬこともできず。 今は、フリーターをしながら同じような状況の人達に少しでもお役に立てれば、と思いこのブログを書いています。

投稿日:2017年3月13日 更新日:

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