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体験談 病状

うつ病で苦しむ人たちへの助言

投稿日:2017年4月27日 更新日:


NIKKEI電子版にスタンフォード大学経営大学院 シュラム氏の記事が載っていたので、一部抜粋してご紹介いたします。

[引用元]NIKKEI電子版 うつ病で苦しむ人たちへの助言 自殺未遂の体験から

日本は先進7カ国の中で最も自殺率が高い国だ。
警察庁の発表によると2016年の自殺者数は約2万1000人。
特に若者の自殺率の高さは社会問題となっている。
自殺未遂体験から多くを学んだシュラム氏が今、日本人に伝えたいこととは?

記事はシュラム氏へのインタビュー形式です。
連載になっていますので、詳しくお読みになりたい方は、[引用元](NIKKEI STYLE)を参照願います。

Q.:世界的に見ても、日本は自殺率が非常に高い国です。
昔のシュラム先生と同じように、アルコールや薬物依存から抜け出せず、うつ病に苦しんでいる人も多いのです。
このように人生に絶望してしまっている人々に、どのようなアドバイスをしますか。

A.:これは私自身の経験からもいえることですが、抑うつ状態から解放されるのに最も効果があるのは、とにかく専門家と話すことです。
自分の苦しい内面を明るみに出さない限り、うつ状態からなかなか抜け出せません。
そのためにも、医師、セラピスト、ソーシャルワーカー、カウンセラーといった専門家と会話をすることが大切なのです。

分の気持ちに共感してくれる人と話したいと思い、オンラインでうつ病の人や自殺願望のある人を探して、傷を舐めあってしまう。
これではうつ病は悪くなるばかりです。
彼らは「その気持ちわかるよ」「僕も同じだよ」と同調してくれるかもしれませんが、そこから抜け出る助けにはならないのです。

ですから、今、うつ病で苦しんでおられる方々は、ぜひとも信頼できる医師の指導に従っていただきたいと思います。
自己流で薬を飲んだり、勝手に薬をやめたりしたがためにうつ病が悪化し、自殺してしまった、という人が後をたたない。
これはあまりにも悲しいことです

Q.:日本企業の社員はうつ病を患って休職した場合、解雇はされなくても、職場復帰したあとがつらいという現実があります。
一度、うつ病のレッテルをはられてしまうと、そこから挽回するのがとても難しいのです。

A.:そのつらい気持ちはとてもよく分かります。私の場合は、ニューヨーク大学の上司が何も聞かなかったおかげで、長期休養の理由は公にされることもなく、好奇の目で見られることもありませんでした。
復帰後も、何事もなかったように仕事ができたのです。
日本とアメリカでは文化が違うので、私のアドバイスがお役に立てるかどうかわからないですが、アメリカでは転職する、というのも現実的で前向きな解決方法です。
同じ職場で気まずい思いをするよりは、できる限り新たな部門、新たな職場で再出発するのがよいのではないかと思います。

Q.:うつ病を患った方々というのは、自信を失いがちです。
それを仕事によって取り戻すことが必要だということですね。

A.:何のために自分は存在しているのか。自分は世の中の役に立っているのか。
自分が価値ある人間なのだと実感できるのは、やはり仕事をしているときなのです。
私たちの自尊心は仕事を通じて高まっていくものです。
アメリカでも日本でも、特に男性には、仕事がすべて、という人が多い。
ですから、不幸にもうつ病を患ってしまった人が自尊心を取り戻すには、理解ある職場でやりがいを感じることができる仕事をすることがいちばんだと私は思います。

自尊心は仕事を通じて高まる

☆☆☆ シュラム氏の略歴 ☆☆☆

J・D・シュラム J.D.Schramm
スタンフォード大学経営大学院講師。教育学博士。
専門は組織行動学(コミュニケーション)。
2007年より同校のコミュニケーション部門で中心的な役割を果たし、数多くのコミュニケーション科目を創設。
現在、MBAプログラムで選択科目「戦略的コミュニケーション」「レピュテーション・マネジメント」を教えている。
授業では積極的にTEDトークを活用し、「TED ×Stanford」のアドバイザーも務めている。
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