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「うつヌケ」の作者田中さんの記事がYahoo!ニュースに

投稿日:2017年5月9日 更新日:


うつ病経験を漫画に 「うつトンネル」の向こうで待っています

漫画家の田中圭一(55)は、40代なかばから原因不明の不安や恐怖にさいなまれるようになった。うつ病と診断されてから、症状が消えて安定するまで実に10年。「この経験を伝える義務がある」とルポ漫画『うつヌケ』を上梓した田中が、「うつトンネル」の中で苦しんでいる人たちに伝えたいことは――。
(ノンフィクションライター・西所正道/Yahoo!ニュース 特集編集部)

『うつヌケ』(KADOKAWA)は、自身の経験だけでなく、うつから復活した人たちにも取材し、漫画でレポートしています。

重くなりすぎない表現ながら、経験者にしかわからないうつの苦しみのリアルをすくい取っているこの本は話題を呼び、発売から3カ月で20万部を超えるベストセラーになっています。

田中さんは、自らのギャグの作風と、手塚治虫や藤子不二雄といった著名な漫画家のタッチをハイブリッドしたパロディギャグ漫画家だそうです。

謎の苦痛に悩まされるようになったのは、漫画を描き始めて20数年が経過した2005年ごろ。どんな音楽、映画に触れても心が動かない。記憶が曖昧で漢字を間違える。
活字が頭に入らない。
最寄り駅から帰宅途中、家まで5分のところで突然歩けなくなってぼうぜんと立ち尽くす……といったつらい状態が続いた。

栄養不足を疑いサプリを飲んだり、血行が悪いからかもしれないとサウナに通ったりしたが改善せず、はたまた男性更年期かと思い男性ホルモン値を測ってもらったが異常なし。

さまざまな可能性を探ってみたが、消去法で考えていくと、残るはうつ病だけだった。「まさか自分が」と思ったが、心療内科医を受診すると予感は的中。

「あなたのうつ病は一生もの」とまで言われた。

この宣告はつらかったでしょうね。
ここまでではありませんが、私の場合も、治る見込みがたたない、というような表現でした。
私も宣告を受けてから10年以上になります。

しんどい生活も10年になろうかというとき、コンビニで1冊の本をみつける。

タイトルは『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』(宮島賢也)。読むと、自分がなぜうつになったのかが腑に落ちた。

「うつの原因は、会社を辞めればいいのに決断できず、『俺は何もできないダメ人間、会社のお荷物だ』と自分を責めたことだと気づいたのです。不安や不眠は体が発する『警告』だった。それを無視して自分を攻撃し続けたことがうつを呼んだわけです」

私の場合は最初からそう言われました。
最初の診断でうつの疑いが出た時点で、日本でも有名な専門の医者を紹介していただき、最初の診察で、上記のようなことを言われたのを覚えています。

脱出するには、その逆、自己肯定をすればいいというアドバイスも書かれていた。つまり、口に出して自分を誉めて自己暗示をかける。効果的なのが朝、目覚めた直後。そのときは潜在意識と顕在意識の壁が曖昧になっているので、言葉が心の奥に届きやすいのだという。

これがなかなか出来ない。
朝、目覚めることがつらいのです。

田中は本に書かれていたことを実行してみた。すると、効果は3週間後に現れた。笑う時間が増えたのだ。気分は前向きになり、連日さいなまれていた未来への恐怖と不安は次第に軽減。2カ月後には、「陽射しが気持ちいい」と感じられるようになった。同じ頃、リストラを宣告されるが、落ち込むどころかチャンスと捉えられ、希望する会社に再就職することができた。

これは本当に運がいいと思います。
私の場合は、リストラではありませんでしたが、出社すること自体が苦痛で、引き留めてくれる理解ある上司の意見も聞かず、自ら退職してしまいました。

うつの症状があまりにつらかったとき、50歳の誕生日に自殺すると心ひそかに誓っていた。当時は、「うつというトンネル」に「出口」があるなど、想像もつかなかったからだ。うつには出口がある――それを伝える義務が自分にはあるんじゃないかと思い始めたのは、その頃である。

私は、40歳と45歳の時に自殺未遂をおこしましたが、死にきれない自分がさらにふがいなく思え、地獄に突き落とされた気分でした。

うつヌケのポイントは「人から必要とされること」

ではどう描くか。取材がもともと好きだし、うつから脱出した経験のある人に話を聞けば、今まさに苦しんでいる人が出口を見つける手助けになるのではないかと考えた。ミュージシャンの大槻ケンヂ、AV監督・代々木忠、小説家・熊谷達也、哲学研究者・内田樹など15組16人への取材を敢行した。

 話を聞いてみると、同じうつ病なのに、原因や脱出するきっかけはそれぞれ違った。しかし、多様な体験談をよく見ていくと、共通点があることもわかってきた。

興味深かったのは、あるライターの話。人から必要とされることがうつ脱出のポイントだと言っていたのだ。大槻ケンヂの「うつの最中は、ライブがすごく救いになった」という証言と重なる。

達成感を味わえ、自分が必要とされていることを実感できたる人は幸せです。
それによってうつの重症化を食い止められるというのも、なんとなく理解できます。
しかし、そんな幸せな環境はみんながみんな持てるものではありません。

本が売れてさぞ絶好調かと思いきや、少しうつ傾向なのだという。よくあるぶり返しで、とくに3月から4月のような季節の変わり目には症状がでやすいと話す。ただ、原因は気温差であることがわかっているので、無理をせず、ひたすら夏を待つ構えだ。
うつのトンネルに入ってしまっても抜け道はある、入りそうになってもそれを避ける方法がある――そう思えるだけでも、気分が軽くなる。

確かに、4月、5月は本当に不安定になることが多いように思います。
私の場合は、いまだに抜け道がみつからないのですが。。。。

多くの患者さんには参考になるのかもしれません。

ぜひ、一度、『うつヌケ』、読んでみてはいかがでしょうか。

そのうえで、乾燥を頂けたら、私も励みになるかもしれません。

注)Yahoo!ニュース特集から抜粋させていただきました。

 

 

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