うつ病でお悩みの方へ~私の経験

私の体験談をもとにチェックの方法、予防法、治療法、薬の種類、家族の心構えなど、お悩み解決のお手伝いをさせてください。

治療・対策 病状

パニック障害に対する正しい心構えや知識

投稿日:2015年2月10日 更新日:


パニック障害とは(パニック発作と予期不安)

パニック障害とは、精神・神経の疾患の一つで、「パニック発作」と呼ばれる発作を恐れるがあまり様々な不利益を被ってしまう病気です。

パニックディスオーダー(panic disorder)とも呼びます。
略してPDとも言われます。

なお、昔は「不安神経症」と呼ばれていました。

パニック障害の代表的な症状として、「強い不安感」があります。

動悸や吐き気、めまいや冷や汗といった不快な症状が一気に襲ってくる「パニック発作」と呼ばれる発作を恐れるがあまり、「予期不安」という状態に陥り、日常生活における行動が著しく制限されてしまうのです。

まず、パニック発作とは何なのか?

これを知るには、先に不安とは何なのかを知る必要があります。

「不安」とは、生物が危機に陥った時に発動する危機回避能力の一つ。

誰しも、非常事態などに遭遇した時には不安を感じるようになっていますし、不安を感じたら不安症状が出るようにもなっています。

まずは動悸。
これは、脳が非常事態を察知した時に、鼓動を早くして血液や酸素を全身に送り込み、即座に危機を回避するための行動を起こせるようにしているのです。

そして吐き気。
これは、非常事態には直接関係ない消化器系の働きを一時的に落とし、その分のエネルギーを非常事態に対応するエネルギー、例えば走って逃げるなどの行動に充てられるようにしているのです。

あとは冷や汗。
これは、人間がまだ四本足で歩いていた時の名残で、汗をかくことにより走って逃げる時のスベリ止めの役割を果たしていると言われています。

このように不安症状は、通常時に訪れればただの不快な症状ですが、非常時にはそれぞれ意味のある働きなのです。
つまり、不安症状自体は人間が生きていくために必要な機能・能力なのです。

この不安症状が、必要のない時に出てしまうのが「パニック発作」。

一旦発作が始まると、動悸・吐き気・冷や汗・めまい・腹部の不快感・ふらつき・絶望感・離人感・息苦しさ・しびれなどなど・・・・・・
実に様々な症状が一気に襲ってきます。

そして、数分から十数分の間にピークを過ぎ、あとは自然と回復していきます。

死ぬほど辛い症状ですが、実際にパニック発作で死んでしまうことはありません。

しかし、死んでしまうことはないにしても死ぬほど辛い症状であることには変わりありません。
よって、「またあの発作が出たらどうしよう」という恐怖感に縛られてしまうのです。

パニック発作に対し過剰に恐怖を感じてしまうこの状態のことを「予期不安」と呼びます。

「パニック発作に襲われたらどうしよう・・・・」
「あの発作がいつくるかわからない・・・・」

なんの前触れもなく来ることがあるパニック発作に対してこうした不安を常に感じてしまい、日常における行動が著しく制限されてしまうのです。

こうして、予期不安が付きまとうことで普段どおり行動できなくなるのが「パニック障害」です。

パニック障害の原因

パニック障害の原因は、まだはっきりとは解明していません。
しかし、ある程度判明していることはあります。

今までは「心の病気」と思われていたパニック障害ですが、最近では「脳機能障害」という認識が一般的になってきました。

「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった、脳内神経伝達物質の量やバランスが崩れていることが原因となり発症すると言われています。

パニック発作に襲われると、「体に何か異常があるのでは?」と病院に検査をしに行く人が多いのですが、大抵の場合、何も異常が見つからずに帰ることになります。

それもそのはず、パニック発作は呼吸器や心臓などの異常が原因で起こるわけではないからです。
脳内神経伝達物質の異常なので、内科的検査では何もわからないのです。

また、ストレスによってもパニック障害を発症する、とも言われていますが、まだストレスとパニック障害の関係は明らかにされていません。
正確な原因については、今もなお研究が続いています。
100%正しい原因がわかるのは、もう少し先のことでしょう。

 

パニック障害とうつ

パニック障害を発症すると、思うように生活できなくなることから「二次的うつ」と呼ばれるうつ状態を併発することがあります。

繰り返し起こるパニック発作に怯えて予期不安が始まってしまうことにより、「乗り物に乗れない」「人ごみのあるところへ行けない」「学校や仕事に通えない」など、思うように行動できなくなることがあるのです。

そして、こういったことに対して不甲斐なさや虚しさを募らせてしまい、うつ状態へと陥ってしまう場合があります。

この状態は、僕も経験したことがあります。

まだパニック障害という病気を知らなかった頃、自分の体に何が起こっているのか全くわからず、「ああ、自分はもうまともに生活することができない体になってしまったんだ・・・・」と激しく落ち込んでしまいました。

そんな日々が続いたことにより、何事に対しても意欲が沸かず、生きてて楽しいと思えることが何一つない状態になったことも・・・・

あれは本当に辛かったです。

今まで楽しかったことが楽しくない。
これは、思っている以上にキツいこと。

大学のたまり場での会話。
ワイワイと騒ぐ飲み会。
彼女との遠出。
今まで没頭していた趣味。

これらのことをやっている最中でも、「あれ?なんで今まではこれで楽しめてたんだろう・・・? どこに楽しさを感じていたんだろう・・・? 全然楽しくなんかないじゃん・・・・・」と、真剣に思ってしまった時のあの悲しさ。

人間は、楽しいこと・嬉しいことがあるから生きていけます。

つまらないこと・悲しいことしかないのなら到底生きてはいけません。

パニック障害によって生み出された二次的うつ状態は、本当に辛いものです。

しかし二次的うつは、文字通りパニック障害の二次被害。
パニック障害が治れば自然と治ります。
今まで楽しかったことが、また普通に楽しくなります。

二次的うつに限らず、うつ病の場合でも、正しい克服法を実践することで改善し、元の生活へ戻ることができます。

ですので、今もしそういった状況に陥っていて、「もう死にたい」「一生楽しいことなんてない」と考えていたとしても、決して変な行動は取らないでください。

パニック障害やうつは、絶対に抑えられます。
こういった苦しめられることはなくなります。

今は辛いかもしれませんが、そこをグッと堪え、当サイトを活用したり医者に相談したりしつつ克服していってください。

スポンサーリンク

 

-治療・対策, 病状
-, , ,

執筆者:

関連記事

身近な人が「うつ」になったら

妻が「うつ」になったら うつを見分けるポイントは大きく2つあります。 まず、家の中が急に乱れてきていないかどうか。 掃除が行き届かず散らかっていたり、なかなか食事の後片付けをしないなどの状態には注意が …

抑うつ神経症とうつ病の違い

「抑うつ神経症」は、医学上「うつ病」とは区別されています。 基本的には、憂うつ、無関心、無気力、悲観などうつ病と同様の「抑うつ症状」が見られ、うつ病との明確な境界線は非常にわかりにくい、というのが実情 …

イチローの言葉にアドラーの心理学が見える

-目次-1 イチローの言葉1.1 アドラー すべての悩みは対人関係1.2 アドラー 他者からの評価ばかり気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになる1.3 アドラー 自由とは、他者から嫌われ …

うつ病は遺伝するのか

自分のうつ病が子供にもうつりはしないか、血縁にうつ病の人がいるが自分も発症するのではないか、そんな心配事も出てくると思います。 特に子供を持つ親は、とても心配なことでしょう。最近は子供にもうつ病が見ら …

女性に多い「うつ」、その治療法

ストレスの多い現代社会では女性だけが「うつ病」になりやすいわけではないですが、 女性のうつに関する記事がありましたので引用させていただきます。 ◆十分な休養と薬の服用で 軽いうちにしっかり治すことが大 …

サイト内検索

スポンサーリンク
  1. 体験談
  2. 治療・対策
  3. 病気の種類
  4. 病状
  5. 自己チェック
  6. 薬について


TOP

This site is protected by wp-copyrightpro.com